小倉・佐伯賞 受賞一覧

名誉会員・故小倉寿三氏(元東洋現像所専務)、同じく名誉会員・故佐伯永輔氏(元横浜シネマ現像所社長)から寄せられた基金で1971(昭和46)年に制定された。

本協会機関誌「映画テレビ技術」に掲載された記事のうち、その年度を通じて優れた記事の執筆者に与えられる。

 

第40回 (2010年度) 受賞者

河野 健之 氏(テレビ朝日映像㈱ 制作本部)

「映画テレビ技術」第695号に掲載された「第51次南極地域観測隊に同行して~極地撮影で感じたこと~」は、南極観測隊の新しい企画提案を通し、極地での公式記録映画・ドキュメンタリー番組・報道情報ニュース制作の撮影に伴い、準備から「しらせ」で南極へ、支局開設・素材伝送などを極地の様子を含め紹介された内容は、非常に興味深く参考に成る記事と思われ、本賞に値するものである。



高岡 英幸 氏、 武市 寛之 氏(NHK徳島放送局 技術部)

「映画テレビ技術」第697号に掲載された「テレビ撮影における一眼レフ動画の活用」は、近年特に関心が高まっているデジタル一眼レフカメラの動画撮影について、日常ビデオカメラを駆使して動画撮影を行っているプロの目線からの分析を行っており、非常に興味深いものがある。フィルム風映像の解説や、一眼レフカメラの克服方法等は、類書にはないユニークな切り口で、本賞に値するものである。

≪受賞一覧≫

第40回(2010年度)
河野 健之 「第51次南極地域観測隊に同行して~極地撮影で感じたこと~」
高岡 英幸
武市 寛之
「テレビ撮影における一眼レフ動画の活用」
第39回(2009年度)
大口孝之 「立体映像新時代⑩ 日本の立体映画」
宮野 起 「映画『羅生門』のデジタル復元」
第38回(2008年度)
田中 正 「追悼:市川崑監督映画『東京オリンピック』と90人のカメラマン達々」
宮原茂春
吉川和雄
「撮影部会第25回特別研究会より~フィルムレンズとビデオレンズを徹底的に解明する~」
第37回(2007年度)
松尾好洋 「映画フィルムの修復現場から(1)着色フィルムの復元について」
第36回(2006年度)
熊谷博子
大津幸四郎
「三池-終わらない炭鉱の物語--"オーラル・ヒストリーを映像で記述する"」
牟田俊大 「国際共同制作『赤道・生命の環 アマゾン・黄金の大河』撮影記~体感・思考・映像化の道のり~」
第35回(2005年度)
部谷京子 「劇映画『北の零年』の美術部開拓日記」
小迫裕之 「国際共同制作『赤道・生命の環 アマゾン・黄金の大河』撮影記~体感・思考・映像化の道のり~」
林 伸彦 「『ハウルの動く城』のデジタル技術~絵を動かすということ」
第34回(2004年度)
常石史子 「デジタル復元、はじめの一歩~フィルムとデジタルをつなぐインターフェイス~」
渕上 拳 「アフリカの大地に野生を見つめて」
第33回(2003年度)
境 治男 「ウォルト・ディズニーと日本」
中野英世 「プリーモ・レーヴィに始まるたびの途上にて~NHK『わが心の旅 過ぎ去らない証人』~」
第32回(2002年度)
奥井 敦 「『千と千尋の神隠し』制作報告」
糸林 薫 「ハイビジョンスペシャル『いのちの音に抱かれて~三宮麻由子 白神・水の旅路~』の5.1chサラウンド制作記」
第31回(2001年度)
阪本善尚 「HDデジタル映像がフィルム映像と手をつないだ日」
矢島 仁 「記録映画『ギフチョウと生きる郷』の撮影報告」
第30回(2000年度)
木村栄二 「『風と共に去りぬ』のリニューアル版~テクニカラーの今と昔」
第29回(1999年度)
佐藤 真
大津幸四郎
久保田幸雄
「長編映画『まひるのほし』の製作」
第28回(1998年度)
安部 裕 「カメラマンが番組を創るということ~ 『NONFIX プライド 松下浩二の卓球』~一人三役体験記」
土屋裕重 「NHKスペシャル『家族の肖像 密告~母と子の北アイルランド』取材メモより」
第27回(1997年度)
高橋英夫 「マルチメディア時代のテレビと著作権」
第26回(1996年度)
井上 衛 「NHKスペシャル『終わりなき人体汚染~チェリノブイリ原発事故から10年』の取材」
第25回(1995年度)
矢内孝康 「NHKスペシャル『戦場の子供たちを救え』~ドイツ・アンゴラ47日間の取材」
第24回(1994年度)
町田博祐 連載「実技のABC:テレビ番組制作篇/ニュース」
第23回(1993年度)
該当なし  
第22回(1992年度)
浪川喜一 「NHKドラマスペシャル『新十津川物語』制作リポート」
三堀家義 連載「追憶のテレデキシコン」
第21回(1991年度)
大野健三 「『日本人初、宇宙へ』の中継~打ち上げから帰還まで」
中山秀一 連載「実技のABC:ビデオ取材の実技」
梁井 潤 連載「立体映像の初歩」
第20回(1990年度)
岡田一男 連載「日本の科学映像について」
都築政昭 連載「鳥になった人間~ドキュメンタリー映画監督・亀井文夫の生涯」
第19回(1989年度)
能勢武夫 「長崎オランダ村70mmシミュレーション・シアター『デ・リーフデ号の航海』の撮影報告」
第18回(1988年度)
八木信忠 連載「実技のABC:音声収録編」
羽里 章 「『BigBird in Japan』~アメリカ人ディレクターとの制作体験」
石井 茂 連載「映画録音・その原点に立ち戻って」
第17回(1987年度)
沢中 淳・林田茂男 「NHK特集『地球大紀行』Part I」
山口秀夫 連載「多メディア時代の理想と現実~アメリカのニューメディアソフトに関する考察」
第16回(1986年度)
西尾 元 「最近のF to T」
山本昭信 「NHK特集『大黄河・河源への旅』の取材」
第15回(1985年度)
大野恵通 「テレビの速報体制を支える最近の取材素材の伝送技術」
坂根 進 「燦鳥館『空のかなたへ』撮影・製作レポート」
野下 清 「サイレント映画時代に愛をこめて-私の映画発達小史-1899年から1931年まで」
第14回(1984年度)
小笠原清 連載「『東京裁判』の製作現場から」
川口慎一郎 連載「テレビジョン文字多重放送の解説」
第13回(1983年度)
伊地智昭亘 連載「実技のABC:35mm撮影機の取り扱い方」
山口秀夫 連載「アメリカにおけるケーブルテレビ-その過去・現在・未来」
高城泰彦 「医学分野での映画利用」
第12回(1982年度)
竹下彊一 連載「衛星放送」
為ケ谷秀一 連載「コンピュータ・グラフィックス入門」
大洞陽佑・加藤 孝・
中神賢史・中谷英雄
「『生きものばんざい』の撮影」
第11回(1981年度)
竹下彊一 連載「サロン談論」
山崎 裕・鈴木昭男 「Uマチックでドラマにトライする」
吉成真由美 「映像革命-コンピュータ・グラフィックス」
第10回(1980年度)
河合直樹 「マイコンによる現像濃度測定システムとラボヘの応用」
中山秀一 連載「実技のABC:フィルムカメラマンによるENGの実際」
野口篤太郎 連載「日中共同取材番組『シルクロード-苛酷な道への挑戦』」
第9回(1979年度)
伊藤安雄 連載「変貌する新しい中国を見る」
岩井禧周 連載「インタビューによるフィルム・カメラマンのビデオ体験」
杉村忠彦 連載「実技のABC:ビデオロケの実技」
高野 徹 「封切映画館における映画上映の現状と問題点」
第8回(1978年度)
山本豊孝 連載「東南アジアの映画とテレビ」
都築政昭 「蛍光灯光で撮影する-一つの蛍光灯対策」
八木信忠 連載「映画映像とテレビジョン映像の相違点についての考察」
「音声多重放送とその問題点-制作技術的観点から」
第7回(1977年度)
伊藤安雄 連載「実技のABC:ライティング・シリーズ」
岩野治彦 「カラー現像処理技術の進歩」
崎山正信 「ENGを使用した"ハローかんさい"奮戦記」
第6回(1976年度)
慶田敏紀 「体験的ビデオ・ロケ『日本丸一万浬』の取材メモから」
「体験的ビデオ編集『日本丸一万浬』の放送を終って」
柴田 勝・佐々木秀孝・
河口和男
連載「日本映画技術史資料:昔の撮影所跡をたずねて」
元木紀雄・杉浦幸雄 「レーザー録画」
後藤和彦 「ENGではなくEIGを」
第5回(1975年度)
竹下彊一 「タイムベースコレクター -なぜ家庭用VTRが本放送に使えないのか」
太田文夫 連載「実技のABC:16mm撮影機の取り扱い方」
安田庸三 「サウンド再生受光素子としてのシリコンセルについて」
第4回(1974年度)
加藤 功 「コマーシャル・ラボにおける公害対策の実際」
川口和男 連載「日本映画技術史年譜」
竹下彊一 「新しいビデオディスク」「ビデオディスクのすべて」
豊岡定夫 「新しい映像設計-『細菌性炎症と抗生剤』の映像設計の背景」
第3回(1973年度)
古川 広 「ME-4カラー現像液廃液の処理装置」
西田 博 連載「実技のABC:ナグラIV L型テープ録音機の取り扱い方」
第2回(1972年度)
瓜生忠夫 連載「モンタージュ考」
荒川光男 「環境問題の現状と写真現像所」
第1回(1971年度)
一倉 裕 「オプティカルプリンターによる特殊効果の実際」
三堀家義・加藤収宏 「テレビ用カラーフィルム評価用スクリーンのEBU推奨規準」
竹下彊一 「簡易型VTRテープの互換性」