鈴木賞 受賞一覧

名誉会員・故鈴木喜代治氏は、1924(大正13)年松竹キネマ蒲田撮影所・美術部へ入所され、その後ニュース映画、劇映画のカメラマンとなり、1934(昭和9)年に十字屋映画部に入られて以降50年余にわたり、生涯の仕事として科学映画の撮影を続けられた。この間『稲の一生』で日本映画技術賞・文部大臣賞を受賞されたのをはじめ、視聴覚教育三十年功労者賞、映画教育功労賞、映画の日特別功労賞、ベルリン農業映画祭賞、産業映画コンクール大賞、アテネ国際科学映画賞、科学映画祭大会名誉賞、本協会増谷賞など数々の賞を受けられ、1987(昭和62)年に本協会名誉会員に推薦された。1989年8月、88歳で没せられ、翌90年にご遺族より本協会に基金が寄せられ、鈴木賞が生まれた。
 鈴木賞は科学映画の撮影に多大の功績をあげられた故鈴木氏に因み、科学映像の撮影技術者を対象としたものである。

対象となるのは、科学映像の撮影におおむね20年以上従事し、顕著な技術成果・業績をあげた方、および科学映像の撮影に従事し、おおむね40歳までの将来を嘱望される方(奨励賞)

 

第26回 (2015年度) 鈴木賞受賞者

被推薦者なし

第26回 (2015年度) 鈴木賞奨励賞受賞者

世宮 大輔 氏(日本放送協会 放送技術局制作技術センター番組制作技術部)

1978年生。2003年のNHK入局以来、自然科学番組の撮影に大きく傾倒し国内外の作品賞を数多く受賞する中、第65回映像技術賞を受賞した「仁淀川 青の神秘」の撮影においては、澄み渡る水の青さを“仁淀ブルー”と呼ばれる色彩感覚で描き出し、自然の豊かさを映像表現するだけにとどまらず、地域の再発見と付加価値を高めることに大いに貢献してきた。
その一方技術面においても、超高感度撮影、微速度移動撮影、超高速度撮影、タイムラプス、近接撮影など特殊撮影技術を駆使し、チャンスを逃すことなく生き物たちを描き出し、ドイツ国際自然映像祭の撮影、エコ・ストーリー部門にて「ベスト・シネマトグラフィー賞」を受賞している。
さらに、ヨーロッパでの4K制作の現場を調査研究、また8K制作の数々の番組に携わりながら高精細放送の方向性検討のリーダーシップを発揮している。よって、本賞に値するものである。

≪受賞一覧≫

  鈴木賞 奨励賞
第26回(2015年度) 被推薦者なし 世宮大輔(NHK)
第25回(2014年度) 被推薦者なし 被推薦者なし
第24回(2013年度) 竹内 庸(NHK) 本郷大輔(NHK)
第23回(2012年度) 該当なし 該当なし
第22回(2011年度) 該当なし 宮崎 俊(アイカム)
第21回(2010年度) 該当なし 牧野健一(NHK)
第20回(2009年度) 該当なし 柿崎 耕(NHKメディアテクノロジー)
第19回(2008年度) 藤本ひろみ(フリー撮影) 該当なし
第18回(2007年度) 該当なし 該当なし
第17回(2006年度) 該当なし 武田 温(アイカム)
第16回(2005年度) 金子文雄(シネマテック) 該当なし
第15回(2004年度) 瀧澤 登(フリー) 小迫裕之(NHK)
第14回(2003年度) 該当なし 該当なし
第13回(2002年度) 該当なし 中西紀雄(NHK)
第12回(2001年度) 石井菫久 渡辺雅己(NHK)
第11回(2000年度) 谷口常也 該当なし
第10回(1999年度) 小林一夫 和田正志(NHK)
第9回(1998年度) 該当なし 林 正浩(アイカム)
第8回(1997年度) 該当なし 川下修司(NHK)
第7回(1996年度) 西山文夫(フリー) 該当なし
第6回(1995年度) 該当なし 米代直人(NHK)
第5回(1994年度) 河野祐一(NHK) 該当なし
第4回(1993年度) 関 晴夫(岩波映画製作所) 牟田俊大(NHK)
第3回(1992年度) 豊岡定夫(映像計画研究所) 北原幸夫(アイカム)
第2回(1991年度) 並木菊雄(科学映画製作所) 豊村謙治(アイカム)
第1回(1990年度) 小林米作(ヨネプロダクション) 富田 勉(アイカム)

()内は受賞時の役職。敬称は省略させて頂きました。