MPTE第12回勉強会「4kのそもそも論を語る」のご報告

日 時:2014年9月17日(水)16:00~17:50
会 場:株式会社IMAGICA 9号館4F研修室
参加者:76名
会 費:会員・学生は無料、非会員は\2,000


講 演
 (1)「4kは手段」
   既に避けて通れなくなった4kに関する「こと」を「きめごと・しくみ・道具・つかう」の
   総合的な観点で考える
   講師:大森靜雄氏(㈱フジ・メディア・テクノロジー 取締役副社長)
 (2)「高品質なUHDの仕様を活かすための覚書」
   デジタルシネマでのマスタリング技法からスペックの高いUHDコンテンツの品質を担保する
   基礎技術を紹介
   講師:石井亜土氏(㈱IMAGICA 技術推進室室長)

 

4kに関するセミナーが数多くの開かれていますが多くのセミナーはメリットだけを語る「略画的視点」であったり、部分的な技術論である「密画的視点」に終止しているのが実状です。日本映画テレビ技術協会としての果すべき役割を鑑み、4kに関して従来のセミナーで行われた「放送」の視点「映画」の視点の単独もしくは混在した説明を一歩進め、映画とテレビを跨ぐ俯瞰的な観点で考える勉強会を開催致しました。
講演1では、技術的な観点のみではなく4kそのものの持つ価値やその意味を「放送」でのご経験を踏まえた大森氏らしい視点で解説頂きました。今後、4kを進めて行くにあたって基本的な視点と考え方は参加された多くの方と共有できたのではないかと思います。
講演2では、「映画」でのご経験を踏まえた石井氏らしい視点でマスター品質の重要性を解説頂きました。4kのみならず今後発展していく映像技術の未来を踏まえてのマスター品質に対しての視点は参加された多くの方と共有できたのではないかと思います。